前回は、インフォーマルの重要性について投稿しました。もう少し話を進めてみます。
楽天さんの食堂は、東京・二子玉川のおしゃれなオフィスにあり、3食無料、豊富なメニューで有名です。実はこれがインフォーマルに関係するのです。
https://commerce-engineer.rakuten.careers/entry/benefit/0002
ランチタイムは休憩(インフォーマル)です。ランチタイムにおいしく栄養のある食事を摂り、同僚とおしゃべりをしたり、一人で読書をしたりと、過ごし方は自由です。
この”非営利的”な食堂に大盤振る舞いのコストをかけるのはなぜでしょうか?
それこそがまさにインフォーマルな時間に対する価値の理解なのです。仲間たちと食をともにし、コミュニケーションをとる時間は中長期的な”営利”を生むと理解されているのですね。
会社組織とはそもそもフォーマル(公式)です。会社法や税法など関連法規に従い、法人として許可を得ているわけですから当たり前ですよね。
一方で、会社には様々なインフォーマルなコミュニケーションが存在しています。「サークル活動」「同期会」「BBQ大会」「Zoom飲み会」などなど…。
フォーマルな存在である会社にインフォーマルな組織がたくさん存在するのは、まさにインフォーマルな関係が価値を生むことが実感されているといえるのではないでしょうか。
会社業績とインフォーマルな関係の因果関係を証明することは難しいかもしれません。しかし、相関関係はあると思います。
みなさんの職場に、インフォーマルな事例はありませんか?あったらぜひご紹介ください。
ちなみに、労基法上、冒頭にあげたランチタイムなどの休憩時間はインフォーマルな時間(非労働時間)です。
休憩中に電話番などを頼むとフォーマルな時間(労働時間)となりますのでご注意を。