他社の真似よりも、自分たちで自社をつくろう

人材育成の仕事をしていると、クライアントからよく聞かれる質問があります。
「他社はどうしてるんですか?」

気になりますよね。情報収集の大切さは以前も触れたところです。ただ、「他社で行っている施策が必ずしも自社に当てはまるとは限らない」ということは冷静にとらえた方が良いと思います。

以前、関西圏を地盤とした生活インフラ商材のチェーン店の総務部長から人材育成についてこんな相談を受けました。
「うちの社員たちにGAFAの仕事のやり方を学ばせたい」

正直、私は目が点になりました。

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Business people happy showing team work and giving five after signing agreement or contract with foreign partners in office interior. Happy people smiling. Agreement or contract concept.

DX人材「作る人」と「使う人」〜『キリンDX道場』

最近、HRビジネス業界で「DX人材」の育成がトレンドワードになっています。
それでは、「DX人材」とはいったい誰のことでしょうか?そして、「何を学ばせたい」のでしょうか?

実は、企業研修を企画するときに、このような「誰に何を学ばせたいのか?」は重要な視点なのです。

昨今の「DX人材」の”ホットぶり”を見ていると思い出すのは、2000年代前半のパソコンが普及した頃です。当時言われていたのは、…(続きはnoteへ)

 

Document Management System (DMS) being setup by IT consultant working on laptop computer in office. Software for archiving, searching and managing corporate files and information. Business processes

人材育成は、会社の責任か?社員の自己責任か?


「わが社にとって人材こそが宝だ」というセリフは何度も聞いたことがあります。

しかし、データで見るとそうでもないことが透けて見えます。2010~2014年に社員の能力開発に投資した費用をGDP比で見ると、米国2.1%、ドイツ1.2%に対し、日本は0.1%だそうです。(2020年12月10日・日経新聞朝刊)

企業側からすれば「投資対効果が見えずらい」などの理由があるのでしょう。それでは、そもそも人材育成は会社の責任なのでしょうか?または社員の自己責任なのでしょうか?
皆さんはどちらだと思いますか?

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なぜ、豪華な社食をつくるのか?

前回は、インフォーマルの重要性について投稿しました。もう少し話を進めてみます。

楽天さんの食堂は、東京・二子玉川のおしゃれなオフィスにあり、3食無料、豊富なメニューで有名です。実はこれがインフォーマルに関係するのです。
https://commerce-engineer.rakuten.careers/entry/benefit/0002

ランチタイムは休憩(インフォーマル)です。ランチタイムにおいしく栄養のある食事を摂り、同僚とおしゃべりをしたり、一人で読書をしたりと、過ごし方は自由です。

この”非営利的”な食堂に大盤振る舞いのコストをかけるのはなぜでしょうか?

それこそがまさにインフォーマルな時間に対する価値の理解なのです。仲間たちと食をともにし、コミュニケーションをとる時間は中長期的な”営利”を生むと理解されているのですね。

会社組織とはそもそもフォーマル(公式)です。会社法や税法など関連法規に従い、法人として許可を得ているわけですから当たり前ですよね。
一方で、会社には様々なインフォーマルなコミュニケーションが存在しています。「サークル活動」「同期会」「BBQ大会」「Zoom飲み会」などなど…。
フォーマルな存在である会社にインフォーマルな組織がたくさん存在するのは、まさにインフォーマルな関係が価値を生むことが実感されているといえるのではないでしょうか。

会社業績とインフォーマルな関係の因果関係を証明することは難しいかもしれません。しかし、相関関係はあると思います。

みなさんの職場に、インフォーマルな事例はありませんか?あったらぜひご紹介ください。

ちなみに、労基法上、冒頭にあげたランチタイムなどの休憩時間はインフォーマルな時間(非労働時間)です。
休憩中に電話番などを頼むとフォーマルな時間(労働時間)となりますのでご注意を。

 

Restaurant Chilling Out Classy Lifestyle Reserved Concept

オンライン研修の意外な盲点

多くの企業で社員研修の企画をしていると、その会社の「横顔」が見られます。たとえばオンライン重視か対面重視かという場合、根強く「対面」を選ぶ企業が2~3割います。

「オンライン時代に対応していない古い会社」とするのは早計です。なぜなら、対面派は「インフォーマルな関係」を理解しているからです。

つまり、研修中の休憩時間や研修後の余韻というインフォーマルな時間で社員同士がコミュニケーションをとっていることをよく見ているのですね。オンラインでは、休憩中はカメラオフ、研修後は即サインアウトが定番です。この微差は意外と大きいです。

効率よく知識を身に着けるだけであれば私もオンラインを薦めます。しかし、社員同士のコミュニケーションを重視するならば対面を薦めます。
もっとも、社会情勢が許せばの話ですが。

オンラインか対面か。こういう細かい所を考えることも企画担当者の役割です。

 

Beautiful lady and friends walks by kayaks at sea bay between big rocks

おかげさまで、5周年

2021年7月をもって、会社設立5周年を迎えました。これまでに5周年を迎えた先輩方はみなさんきっとこう思ったでしょう。

「あっという間だったな」

私もしみじみと感じています。

最近はSNSなど封印していました。というのも、お世話になっている会社が原則「SNS禁止」のため、そのルールに合わせていたためです。これからも良好な関係を維持したいと思いますが、営業秘密に関すること以外であればメッセージを発信しようと思います。

独立前はアメブロで週2~3回更新し、1,000回目の投稿を軽く超えたあたりでストップしました。なので、「書くこと」自体に抵抗はありません。もっとも、ほぼ仕事に関係ない話でしたが(笑)

ということで、久しぶりにSNS上で「再会」する方も増えそうです。
改めまして、よろしくお願いいたします。

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