多くの企業で社員研修の企画をしていると、その会社の「横顔」が見られます。たとえばオンライン重視か対面重視かという場合、根強く「対面」を選ぶ企業が2~3割います。
「オンライン時代に対応していない古い会社」とするのは早計です。なぜなら、対面派は「インフォーマルな関係」を理解しているからです。
つまり、研修中の休憩時間や研修後の余韻というインフォーマルな時間で社員同士がコミュニケーションをとっていることをよく見ているのですね。オンラインでは、休憩中はカメラオフ、研修後は即サインアウトが定番です。この微差は意外と大きいです。
効率よく知識を身に着けるだけであれば私もオンラインを薦めます。しかし、社員同士のコミュニケーションを重視するならば対面を薦めます。
もっとも、社会情勢が許せばの話ですが。
オンラインか対面か。こういう細かい所を考えることも企画担当者の役割です。
