10月に入り、そろそろ来年度の計画を立てる時期になってきました。人事部の皆さんにとっては研修計画を立てる時期でもあります。今回は、「どのような研修を行えばよいのか?」という設計についてみていきましょう。
研修を設計するときに主に3つのアプローチがあります。
① トップダウン型
② ボトムアップ型
③ 他社参考型
ひとつずつ確認してみます。
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人的資本経営の推進や開示をご検討なら、お気軽にご相談ください。20年の実務経験で貴社をサポートします。
10月に入り、そろそろ来年度の計画を立てる時期になってきました。人事部の皆さんにとっては研修計画を立てる時期でもあります。今回は、「どのような研修を行えばよいのか?」という設計についてみていきましょう。
研修を設計するときに主に3つのアプローチがあります。
① トップダウン型
② ボトムアップ型
③ 他社参考型
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人材育成(HRビジネス)の世界には、流行り言葉があります。古くは「成果主義」「コンピテンシー」「タレントマネジメント」などがあり、最近は「心理的安全性」「ジョブ型」「リスキリング」などがあります。
流行りなので最近聞かない懐かしい言葉も多くありますが、根強く残っている言葉もあります。個人的にその代表格と思っているのが「人財」という言葉です。根強く残り、自社の人事部門の名称に「人財開発部」のように名乗る企業もあるくらいですから、一定の支持と共感を得ているのでしょう。
しかし、私はこの表現をやめたいと思っています。
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「最近の若手は、積極性がなくて困るよ」
ベテラン管理職からよく聞くセリフです。これを聞くと私は、「管理職の皆さんは積極的なんですか?」と問いたくなります。
若い人たちは上司・先輩をよく観察しています。なぜなら、その組織で生き残るためには、上司・先輩のマネをすることが正解だからです。(上司・先輩が今の地位を築いたのは、組織から認められたからです)
つまり、若い人たちが消極的なのは、上司・先輩が消極的だからです。積極的になってほしいなら、上司・先輩が積極的にならなくてはならないのです。
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前回の投稿では、「社外講師の品質チェック」について触れました。通常、講師の質は研修が終わったあとでしか評価できません。しかし、事前にチェックできる項目もあります。今回はそのあたりに触れてみたいと思います。研修の企画担当者はチェックしてみてください。
私は人材育成の仕事が長く、とくに企業研修を専門としています。これまで何百社という企業の研修に関わってきましたし、そこで出会ったプロ講師は何百人もいます。その経験を活かし、55項目からなるオリジナルの「講師評価チェックリスト」をもっています。その中の一部を紹介します。
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昨今、社内大学や社内ビジネススクールという名称で、社内の人材育成体系を構築する企業が増えてきました。そこでよく聞かれるのが、「社内講師と社外講師はどちらがいいと思いますか?」という質問です。
そこで、簡単にメリット・デメリットをまとめてみました。
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前回の投稿では、「デイビット・コルブの経験学習理論」のうち、①経験と②内省について確認しました。今回は③理論化・概念化と④試行・実践を見ていきましょう。
③ 理論化・概念化
言葉自体が難しいので今風な言い方に置き換えると、マイルールがわかりやすいと思います。誰でも、自分の…(続きはnoteヘ…)
人材育成の世界には様々な理論があります。今回は、もっとも普及している「デイビット・コルブの経験学習理論」について見ていきます。
コルブは、4つの段階からなる経験学習サイクル「①経験→②内省→③理論化・概念化→④試行・実践」を定義しました。
①経験:日常的、非日常的な何らかの行動
②内省:その経験を振り返ること
③理論化・概念化:簡単にいうとマイルールをつくること
④試行・実践:それを次に活かしてみる
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以前の投稿で、人材育成は企業の役割であることを記しました。なぜなら、経営戦略を実現するためには、育成した方が効率的だからです。
そして、経営戦略を実現するためのもう一つの効果的な手段が「採用」です。
8月19日、米テスラのイーロン・マスクCEOが、ヒト型ロボットの開発に乗り出す考えを明らかにしました。
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株式会社アイキューの調査「人事白書2015」によると、従業員数100人以上の企業の94%が研修を実施していると回答しています。企業はなぜ時間とコストをかけてまで研修を実施するのでしょうか?それを考えるうえで参考にしたい調査があります。
「経営者としてリーダーシップを発揮している人たちに聞きました。どのような出来事が有益でしたか?」(米国の調査会社ロミンガー)
つまり、人材育成を要素分解したような調査です。この調査によると、「自身の経験」がもっとも多く70%、次いで「他者の観察、他者からの薫陶・フィードバック」が20%、「研修」はわずか10%でした。
研修は人材育成の要素の10%しか構成していないのですね。ということは、特に役割はないのでしょうか?もしも、研修に役割がないのであれば、大多数の企業が実施するのはおかしいですね。(役割がないならやらなければいいのです)
研修にはどのような役割があるのか確認したいと思います。
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